通信がだめなら経験を積もうと障がい者施設で働くことにした。
働いているうちに私の過去や全てをみんなに知られているという妄想に取りつかれ、利用者さんの言葉を勘違いして自分は汚れている人間だと思い込み、仕事も早退して家に帰り、風呂にはいり体を力一杯隅々まで洗い風呂場で大声で泣いた。旦那が驚いて2階から風呂場にとんできて、どうしたのかと何度もきかれた。姑も心配そうに見つめていた。
家族が私の異変に気がついたのはこれが初めてだったと思う。
障がい者施設で働くのは2ヶ月でだめになった。見られている、知られている、なにもかも。その妄想に取りつかれていた。
障がい者施設を辞めたのは、誰かに子供をつくれと命令されているような、子供をつくって男の子だったら誰かに渡せと言われているという妄想だった。その代わりに家族5人の自由な生活が手に入ると思い込んでいた。旦那との間にできた子供を渡すのがいちばんの道だと信じ込み仕事を辞めたのだった。
今思えばそんなおかしな話はない。
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