みんなに全て知られていると思い始めたときから、家に1人でいる時などいてもたっても居られなくなり突然家を飛び出して人に会いに行ったり、夕飯の時間にも家まで押しかけて訳の解らないことを喋り語り聞かせていた。そんなことを繰り返していた。

家にいても食事もとらず、部屋に閉じこもり私は監視人のあの人に何を求められ、何をすればいいのかということを考えていた。皆が寝る時間になっても座り込んで考えているので、ダンナが何をしてるの?と聞いてきて、考えていると言うと、何を?と聞かれ、めしは食ったのかと言われ、食べていないと答えると、頼むから食べてくれと言われ誰も居なくなった食卓に着きようやく食べるという感じだった。体重はどんどん減っていった。


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